水虫対策ラボ

市販薬でも治らない!病院はどこに行けばいい?

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市販薬を塗っても治らなかったら、水虫に似た「ニセ水虫」の可能性があります。水虫に似たニセ水虫と本物の水虫の違いは、水虫菌(白癬菌)がいるかどうか、の違いです。病院の皮膚科へ行って、水虫かどうか診てもらいます。

治ったと思っていたのに再発したのは、皮膚の内側に潜んでいた白癬菌が、蒸れや高温という環境があると活発になって、また水虫になってしまったのです。白癬菌を絶滅させるためには、治ったと思ってもしばらくは継続して塗り薬を使うことが必要です。

水虫に似た「ニセ水虫」とは?

水虫によく似た皮膚病もあります。小水疱症によく似た小さなブツブツができる「掌蹠膿疱症」(しょうせきのうほうしょう)、足の指の間にできる「紅色陰癬」(こうしょくいんせん)、水疱などができる「疥癬」(かいせん)などがニセ水虫です。

水虫ではないのに水虫薬を塗ると、悪化することもあります。塗ってから7~8日ぐらいしても治らない、皮膚がただれてきたといったような症状がでた時は、すぐに市販薬は止めます。すぐにでも病院の皮膚科に行きたくなりますが、水虫薬のせいで白癬菌が見つからないこともあるので少し時間を置いてから(水虫薬によっては2週間程度の場合も)行くようにします。

爪水虫(爪白癬)を完全に治すには飲み薬が必要!

足に水虫ができると、爪にもできている可能性があります。足から爪に感染しやすいのです。次のような症状が見られたら、爪が水虫になっている可能性があります。
・白く濁っている
・厚くなっている
・黄色く変色している
・ボロボロになっている
全部の指だけではなく、1本の指の爪だけなっている場合もあります。

こんな症状がみられたら、必ず病院の皮膚科を受診してください。爪の水虫はかゆみも痛みもないかわりに、爪に入り込んだ水虫菌(白癬菌)は塗り薬では、なかなか退治できないのです。病院の皮膚科で処方される飲み薬でしか完治はできません。

まとめ

皮膚の一番上の角質層に入り込んで、そこにあるケラチンという成分を食べながら増殖していく水虫。完全に治すには病院の皮膚科へ行くのが一番ですね。女性の場合、妊娠中や授乳中に水虫になる場合もあります。飲み薬を飲む時は、産婦人科の医者にも聞いた方がいいでしょう。