水虫対策ラボ

水虫ってそもそも何?

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『水虫』と一般的に言われていますが、
皆さん、本来『水虫』とはどいうものか理解していますでしょうか?
しっかりと構造を理解することで、今後のケアや対策がより良いものになると思います!
ですので、今回は『水虫』について知らべてきました!

水虫って?

「水虫」とは、真菌(カビ)の一種である白癬菌(はくせんきん)が皮膚の角質層に寄生すること
によって起こる皮膚の「感染症」です。正式には「足白癬(あしはくせん)」といいます。水虫とは、
白癬菌によって足や手などの皮がはがれたり、水疱ができたり、赤くなったり、かゆくなったりするこ
とをいいます。

水虫の原因は?

水虫になる原因は、この白癬菌によってもたらされるものなのですが、白癬菌そのものは目には見えません。
白癬菌というのはカビです。もともとは土のなかに住んでいましたが、進化して人の皮膚の最外層の角質の
成分である垢を栄養として繁殖するようになりました。人の皮膚に水虫をつくる原因菌は十数種類で、日本
では5~6種が知られています。このカビは足だけではなく爪や手、デリケートゾーンや顔にも住みつくことが
あり、水虫というのは足だけのものではないとされています。

水虫の原因となる白癬菌って?

白癬菌の大好物は(垢などの)死んだ皮膚細胞「ケラチン」です。そして、白癬菌の大好きな所は暖かくて、
じめじめしたところです。白癬菌は空気感染はしませんが、みなさんの体の一部が感染者から落ちた皮膚のカス
に触れて、そのまま放置しておくとと感染するということが分かっています。

水虫はなぜ足にできやすいの?

前にも言ったように、白癬菌は顔・手やからだにも感染しますが、その多くは足に感染します。なぜ足に感染し
やすいかというと、みなさんが靴を頻繁に履くために足がむれ、白癬菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境が
足にはあるからです。白癬菌は、温度が15度以上で湿度が70%以上になると急激に増えだします。白癬菌は高湿度
を好むので、高温多湿の日本では、欧米人に比べて水虫の人が多いといわれています。特に、梅雨の時期から秋口
にかけてカビの活発がさかんになり、症状がすすむとされています。

水虫と性別の関係性とは?

昔は、「靴を履いたまま生活する男に多い病気」だと言われてきましたが、最近になって靴を履いたまま生活
することが多くなっている女性にも感染者がたくさんいるということが分かってきました。

まとめ

『水虫』とは、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が皮膚の角質層に寄生することによって起こる感染症です。
白癬菌は空気感染はしませんが、感染者から落ちた皮膚のカスに触れて菌が体につき、そこから感染してしまうのです。
更に、日常生活のなかでは、靴下や靴などで足が蒸れてしまい、白癬菌にとって過ごしやすい環境になってしまいます。
ですので対策としては、定期的に靴を脱いだり、お風呂の後にきれいに乾かすことが大切だと言えますね!