一口に水虫と言っても、その種類はたくさんあるって知ってましたか?ここではその菌の種類と部位別の種類について見ていきましょう。
菌の種類も様々!
水虫の原因となるのは白癬菌というカビですが、白癬菌にも10種類ほどが人に感染するものだと言われています。
特に人間に感染しやすいのは「トリコフィトン・ルブルム」と「トリコフィトン・メンタグロフィテス」の2種類。
前者は人との親和性が強く、一度感染すると完治が難しく、再発もしやすいやっかいな菌です。
またペットを飼っている方は犬や猫からミクロスポルム・カニス(犬小胞子菌)が感染するケースもあります。
部位によっても様々!
最もポピュラーなのはやはり足の水虫ですよね。
足の水虫でも細分化すると下記の4種類の水虫があります。
趾間型
指と指の間にできて強いかゆみを伴うもの
小水疱型
足裏や側面などに水疱が出来るもの
角質増殖型
かかとがヒビ割れを起こし、硬くなるもの
爪白癬
爪が白くなるもの
爪白癬や角質増殖型は加齢とともに感染しやすい水虫です。
また意外かもしれませんが頭にも水虫が出来ることもあります。これは白癬菌が髪の毛に寄生して出来ます。感染すると髪の毛が抜けやすく、根元が黒く点のように見えます。
また手にも感染するケースも。素人目には手の湿疹と見分けがつきにくいので自己判断で治療薬を塗ってしまい、悪化してしまうことも…。
また股間に出来る水虫はいんきんたむしと呼ばれています。ひどくなると水ぶくれになってかゆみを伴います。
他の皮膚疾患と見分けが難しい!
上記のように一口に水虫といっても菌の種類から感染する部位も様々。しかも他の皮膚疾患と見分けが難しいケースもあります。ひどく長引く場合は、専門家に相談し、適切な治療を行って下さい。