水虫対策ラボ

水虫の潜伏期間はどのくらい?

お風呂屋さんで移されたとか、温泉のスリッパで移ったとか、いつ移されたか、気になるのが水虫。実際には、いつ移ったか、はっきりしないのが水虫なのです。

インフルエンザの潜伏期間は1~3日、はしかは2週間といったぐあいに、細菌感染の場合、だいたい決まっています。ですが、水虫の原因菌はカビ。顕微鏡でみると、菌糸がはっきり見えるカビなのです。

食品でも梅雨から夏にかけてはカビが発生しやすいですが、寒い時期は発生しにくいです。また、冷蔵庫にしまっておけば長持ちします。

こんなぐあいにカビは環境によって左右されるので、感染してから症状がでるまでの潜伏期間は、はっきりしないのです。水虫菌である白癬菌(はくせんきん)は、潜伏期間が5年以上といわれる時もあります。

潜伏期間がはっきりしない水虫。対策は?

高温多湿の環境が続くことで、そのうえ、個人の体質なども影響して発症する水虫。いつ、どこで移ったか、実際には確定できない水虫。そんな水虫の対処方法は、水虫ができる前から欠かさず予防する手立てしかないようです。

特に、水虫になったら重症化しやすい糖尿病の人は、いま水虫でなくても予防に専念してください。

水虫予防の対策は、
①清潔にする
手は何かと洗う機会って多いですよね。手にも水虫はできますが、足と比べると、はるかに少ないです。

外から帰ったら、できるだけ早めに足を洗う習慣をつけます。最低、一日一回は足を丁寧に洗ってください。身近に水虫にかかっている人がいる場合は、特に気をつけて守ってください。

②乾燥させる
お風呂上がりだけではなく、汗をかいたら清潔なタオルでふくことも習慣にします。より乾燥させるためにはドライヤーを使っても。

③風通しをよくする
足の指はベッタリくっつきがち。そして、水虫に一番なりやすいのも足の指。足を洗う時は、指と指の間を優しく洗うと予防になります。木綿の五本指靴下は活用できようです。

④共有するものに敏感になる
温泉やお風呂屋さん、医療機関、旅館など、大勢の人が利用する公共機関では、共有するスリッパがありますね。ちょっと意識してタオルで拭いてから使うとか、自分なりの対策があるといいです。

まとめ

その水虫、5年前に移ったものかも。こんなことも水虫にはあるようです。潜伏期間1~3日のインフルエンザとは違う水虫対策を立てる必要がありますね。

水虫の症状はつらく、治療期間も長いです。予防を徹底すること。これに尽きます。