水虫対策ラボ

頭皮にも水虫ってできるんです。

頭皮にも水虫ができるって、信じられない感じですが、頭皮の90%は、水虫菌(白癬菌)が大好物のケラチン(タンパク質)でできているので当然かもしれませんね。しらくも、といわれる頭皮にできる水虫は子供に発生することも多く、汗をかいて蒸れた学童用の帽子などが原因になることが多いようです。

大人では、自分の足水虫を掻いた手で頭を触ってしまったり、ペットから移ったり、柔道のような皮膚密着度の高いスポーツで移ることもあります。高齢者の場合は、老人ホームでの感染が多いようです。

しらくもの症状って?

最初は、頭皮の乾燥や赤み(紅斑)から始まって、毛根の深くまで白癬菌が侵入すると、多量の脱毛や、角質が剥がれてフケのようなものがたくさん出ます。

かゆみがない場合が多いので、円形脱毛症や脂漏性皮膚炎と間違われやすいです。かゆみがあると、脱毛もひどくなります。

しらくもを予防するには?

気づかないうちに症状が進行してしまう「しらくも」。最初は、抗真菌剤の塗り薬ですむものが、飲み薬も飲まなくてはならなくなります。

頭皮を洗浄することが第一の予防になります。とはいっても、頭皮をきれいにするのはどうしたらいいか、難しいですね。

まずは、頭皮の色のチェックを習慣にすること。健康な頭皮の色は白です。炎症を起こしていると、赤くなります。しらくもの初期症状は紅斑(毛細血管が拡張して赤くなる)なので、頭皮が赤くなっているかどうか、チェックします。

頭皮をきれいにする洗髪の仕方のポイントは、
ポイント1.髪をしっかり濡らした後、シャンプーをつける前にリンスで洗う
     (整髪料をつけている場合、そのうえからシャンプーをつけても洗浄力が落ちる。最初にリンスで洗うことで洗浄力が高まります。)
ポイント2.指の腹を使って、ていねいに洗う
     (爪を立てると、頭皮に傷がつくことも。傷から白癬菌が侵入しやすくなります。)
ポイント3.十分に乾燥させる
     (最初はタオルドライ。ゴシゴシこすらないように、髪をタオルではさんで拭く。その後、ドライヤーを使って乾燥させる。十分、乾燥させることで、白癬菌
      をよせつけません。)

まとめ

身体の抵抗力が弱くなっていると水虫にかかりやすくなる、ともいわれます。運動、睡眠、
食事の生活習慣を規則正しくすることも、水虫の予防になりますね。ついでに頭皮のチェッ
クも生活習慣にすると、水虫の予防だけではなく薄毛の予防にもなります。