ティートリーともいわれるティーツリー。訳そのままだと「お茶の木」ですが、フトモモ科に属する木です。オーストラリアの原住民アボリジニは、ティーツリーの葉を古くからケガの消毒や殺菌に使っていました。
清涼感のある香りによる精神的効果や、抗菌、抗ウイルス作用による身体への効果、抗菌、抗真菌作用による皮膚への効果など多くの効果・効能があります。
皮膚疾患には特効があり、ニキビやアトピーだけではなく、いろいろな種類の水虫にも対応できます。
ティーツリーの水虫への効果的な使い方は?
ティーツリーは、殺菌抗菌作用の強いアロマオイル。皮膚の弱い人が使うとかぶれることもあるので、使う前にはパッチテスト(コットンにティーツリーを少量たらし腕の内側につけて、24時間~48時間そのままにして赤くなるかどうか)が必要なほどです。なので、基本的には「薄めて使う」ことが大切。
ティーツリーの水虫への効果的な使い方としては、
①足湯にたらす
②そのまま水虫につける
①足湯は人気ですね。ティーツリーの香りを楽しみながらの足湯は、精神的な効果も大きいです。
用意するもの:少量のエタノールにティーツリー数滴を混ぜる
(エタノールを混ぜなくてもいいが、エタノールを混ぜると、オイルが分離しないでより効果的)
やり方:40~42℃程度のお湯に用意したティーツリーを混ぜて、10分~15分程度足湯をする。かゆみが強い時は、かゆみ止めの効能があるアロマオイル、ラベンダー数滴を混ぜてもいい。
注意点:途中で足湯の温度が下がっても、アロマオイルの濃度が薄まるので、さし湯はしないこと。水虫治療のためには毎日1回、継続すること。
②皮膚のためには、基本的には「薄めて使う」のがいいですが、水虫のピンポイント的な使い方をするなら原液のままでもOK。
用意するもの:基本的な分量としては、ホホバオイル10mlにティーツリーオイル4滴をよく混ぜたもの
(ホホバオイルは浸透力が高いので使うと効果的。化粧水やクリームに混ぜて使うこともできる)
やり方:綿棒でピンポイント的に患部に塗る。1日3~4回、毎日継続する。
注意点:角質増殖型の水虫のように、広い範囲に使うことは避ける。あくまでもピンポイント的に使うこと
まとめ
効果・効能が高い分、使い方には気をつけた方がいいティーツリー。特に、妊娠中はアロマオイル自体、使う時には気をつけましょう。
オーストラリアでは、家庭の常備薬のような扱いだそうです。家庭の常備薬として子供の時から使っているわけではない日本では、原液のまま使うことは、できるだけ避けた方がいいでしょう。「薄めて」あるいは「混ぜて」使うようにしましょう。
楽天やAmazonで買えます。ホホバオイルとティーツリー、ラベンダーを混ぜた「水虫ローション」なんていう商品もあって、女性にはうれしいですね。