水虫対策ラボ

水虫の検査方法とは!

kensa

水虫のために皮膚科に行くのは、ちょっと面倒だし、気恥ずかしいですよね。ですが、市販されている水虫の薬で間に合わせていると、水虫でなかった場合、悪化したりもします。

医者でも目で見て水虫とはわからないほど、水虫に似ている「ニセ水虫」も結構、多いのです。とにかく、診断が大事!です。

水虫の検査は顕微鏡で。血液検査が必要なことも。

水虫かどうかの診断のために、顕微鏡検査と血液検査をします。顕微鏡検査は、採取した皮膚を顕微鏡で見て、水虫を起こす白癬菌(はくせんきん)がいるかどうか、を調べます。血液検査は、肝機能検査と貧血を主に調べます。

足の水虫といっても、4種類もあります。
・趾間型→最も一般的な水虫。足の指と指の間、特に薬指と小指の間にできやすい
・小水疱型→小さい水疱が土踏まずや側面にでき、水疱のまわりが赤く腫れることもある
・角質増殖型→足の裏全体に白癬菌がついて硬くなって、ひび割れを起こすこともある。水虫ではなく、肌の乾燥や加齢現象と錯覚されることもある
・爪白癬→白癬菌が爪に入り込んでできる

このうち、角質型増殖型や爪白癬と診断されると、塗り薬だけではなく飲み薬も併用して治療することになります。飲み薬の一つラミシールは、数%の割合で肝機能障害や貧血という副作用を起こすともいわれているので、副作用があるかを調べるために、定期的な血液検査が必要なのです。

治療を始める前に、すでに肝機能検査で異常値があったり、貧血があると飲み薬での治療はできなくなります。

飲み薬のラミシールとイトリゾール

聞きなれない薬ですが、ラミシールとイトリゾールは水虫治療の飲み薬です。ラミシールの方が副作用を起こす可能性が高いので、定期的に血液検査を受けて肝機能や貧血などを調べます。

イトリゾールも最初は血液検査は必要ですが、一週間飲んでは三週間休む、という飲み薬なので、血液検査を定期的に行う必要はありません。

水虫の治療は最低3ヵ月必要、といわれています。飲み薬も3ヵ月~6ヵ月継続して飲み続けることになります。

まとめ

一般的な水虫だと思って市販薬の塗り薬を使っても一向に変わらない、むしろ悪くなる場合もあるのですから、早めに皮膚科に行って検査をしてもらいましょう。

角質型増殖型や爪白癬は加齢とともに感染しやすくなります。また、角質型増殖型の場合、水虫の飲み薬と併用すると良くない薬もあるので、持病があって薬を飲んでいる人は、医者には必ず伝えてください。